Uターン (1997)

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原題・・・「U Turn」
時間・・・125分
監督・・・オリヴァー・ストーン

【予告編】
https://youtu.be/uUK79LRP-Nc

【あらすじ】
マフィアからの借金を返済するためベガスへと愛車を走らせていたボビー(ショーン・ペン)だったが、車が故障しある砂漠の町を訪れる。彼はそこでエキゾチックな美女グレース(ジェニファー・ロペス)に出会い彼女を口説くも、肝心な所で彼女の夫ジェイク(ニック・ノルティ)が現れ叩きのめされる。
だがその後ジェイクが、浮気性のグレースを殺してくれたら報酬をやるという話を突然持ちかけてくる。ボビーはそれを冗談だと思って一笑に付し、その場は別れた2人だった。
しかし立ち寄った売店でタイミング悪く強盗に出くわし、ボビーは借金の返済のために用意していた金を失ってしまう。 金の工面に悩むも、人を食った態度の修理屋ダレル(ビリー・ボブ・ソーントン)、やたらと喧嘩をしたがるトビー(ホアキン・フェニックス)ら、奇抜な住民達によって次々と引き起こされる災難に憔悴しきったボビーはなんとしてでもこの町を出ようと試みるが、手元にはもはやバス代すら残っていなかった。
途方に暮れる中、彼はジェイクの提案を思い出すが・・・。

【キャスト】
ボビー役・・・「カリートの道」「デッドマン・ウォーキング」のショーン・ペン
グレース役・・・「マネー・トレイン」「アウト・オブ・サイト」のジェニファー・ロペス
ジェイク役・・・「アイ・ラブ・トラブル」「狼たちの街」のニック・ノルティ
ポッター保安官役・・・「トゥームストーン」「ニクソン」のパワーズ・ブース
盲目の男役・・・「ヒート」「アナコンダ」のジョン・ヴォイド
ダレル役・・・「スリング・ブレイド」「アルマゲドン」のビリー・ボブ・ソーントン
トビー役・・・「バックマン家の人々」「誘う女」のホアキン・フェニックス
ジェニー役・・・「キルトに綴る愛」「ロミオ+ジュリエット」のクレア・デインズ

【感想】
この強烈な面子をどう料理するのか、鬼才オリヴァー・ストーンの演出に期待大です。
名優ショーン・ペンのロードムービー的な話かと思いきや、サスペンスフルな展開や一癖も二癖もある町の住民たちとの関わり等、見所の応酬でした。個性が強いキャスティングのせいなのか、ショーン・ペン演じるボビーが普通に見えてしまうのが可笑しいですね。それにヒロインのジェニファー・ロペスの肝の据わりようも感心しました。
誰と誰が共謀してるのか、誰が生き残るのか、誰が騙されるのか、二転三転する脚本の妙にグイグイ物語に引き込まれます。

【本作の名脇役】
バス停の娘役でリブ・タイラーがチョイ役出演していて勿体ないです。
大御所ジョン・ヴォイド、ニック・ノルティ、ビリー・ボブ・ソーントンがそれぞれ強烈な役柄を演じていて見応えあり。

【採点】★★★★★★★☆☆☆




ヴィレッジ (2004)

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原題・・・「The Village」
時間・・・108分
監督・・・M・ナイト・シャマラン

【予告編】
https://youtu.be/728go2ct8fY

【あらすじ】
1897年、深い森に囲まれた人口60人ほどのこの小さな村で、人々は自給自足の生活を営んでいる。だがこの共同体を守るために、村人は不可解な掟を義務付けられていた。
しかし鍛冶職人のルシアス(ホアキン・フェニックス)は、閉鎖的な村の生活に飽き足らず、外の世界への好奇心を日々募らせていた。彼の恋人は、村の指導者エドワード(ウィリアム・ハート)の娘、アイヴィー(ブライス・ダラス・ハワード)だった。彼女はほとんど盲目だったが、おぼろげなイメージを感じることはできた。幼なじみのノア(エイドリアン・ブロディ)は、精神のバランスを欠いており、いつも村と禁断の森の境界をうろついていた。彼はアイヴィーを愛しており、ルシアスに憎悪を募らせていた。
そしてアイヴィーの姉、キティ(ジュディ・グリアー)の結婚式の前日、ノアの手に、不吉な色とされる赤い花が握られていたことをきっかけに、突然村の平穏な日々は終わりを告げる。家畜が不気味な死体となって発見され、相次ぐ惨劇の中、錯乱状態に陥ったノアがルシアスを刺す。アイヴィーは瀕死のルシアスを救う医薬品を手に入れるため、村を脱出する決意をするが・・・。

【キャスト】
アイヴィー役・・・「グリンチ」「マンダレイ」のブライス・ダラス・ハワード
ルシアス役・・・「サイン」「炎のメモリアル」のホアキン・フェニックス
ノア役・・・「サマー・オブ・サム」「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディ
エドワード役・・・「ロスト・イン・スペース」「A.I.」のウィリアム・ハート
アリス役・・・「アイス・ストーム」「穴」のシガニー・ウィーバー
オーガス役・・・「ギャング・オブ・ニューヨーク」「トロイ」のブレンダン・グリーソン
クラック夫人役・・・「エリン・ブロコビッチ」「パーフェクト・ストーム」のチェリー・ジョーンズ
キティ役・・・「ハート・オブ・ウーマン」「アダプテーション」のジュディ・グリア
フィントン役・・・「完全犯罪クラブ」「ドリーマーズ」のマイケル・ピット
ジェイミソン役・・・「卒業の朝」「イカとクジラ」のジェシー・アイゼンバーグ

【感想】
M・ナイト・シャマラン監督と言えば、どうしても「シックス・センス」「アンブレイカブル」のようなどんでん返しを期待して観てしまいます。その監督を慕ってたくさんの名優が集ってくるので、キャストの楽しみは毎回増えていきます。
本作でもアカデミー賞受賞の俳優さんや個性派の俳優さんが贅沢に配役されていましたね。正直、勿体ない役柄もあったのですが、それも監督の考えなのでしょうね。
残念ながら内容もオチもイマイチだったように感じました。

【本作の名脇役】
フィントン役のマイケル・ピット、ジェイミソン役のジェシー・アイゼンバーグの絡みをもっと観たかったです。

【採点】★★★★★★☆☆☆☆




ブギーマン (2005)

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原題・・・「Boogeyman」
時間・・・89分
監督・・・スティーヴン・ケイ

【予告編】
https://youtu.be/Ys2wjByC3zU

【あらすじ】
ティム(バリー・ワトソン)は仕事もプライベートも順調な一見普通の青年だが、あるトラウマを抱えていた。それは彼が8歳の時のある夜、父親が自室のクローゼットから現れた影のような化け物“ブギーマン”に襲われ、行方不明となったというものだった。それ以来、ティムはいつか“ブギーマン”が今度は自分を連れ去りにやってくるのではないかと脅えながら生きてきた。
ある日、彼に母の死の報せが届き、ティムは久々に帰郷する事になった。母の葬儀を済ませたティムは、トラウマの原因となった生家のクローゼットに久々に足を踏み入れるが、そこで怪現象に遭遇する。
さらに恋人のジェシカ(トーリー・マセット)までもが行方不明となり、ティムは自分と同じように“ブギーマン”が存在することを知る不思議な少女フラニー(スカイ・マッコール・バートシアク)や、幼なじみのケイト(エミリー・デシャネル)の協力を得て“ブギーマン”と対峙するが・・・。

【キャスト】
ティム役・・・「鬼教師ミセス・ティングル」のバリー・ワトソン
ケイト役・・・「コールド マウンテン」「スパイダーマン2」のエミリー・デシャネル
ジェシカ役・・・トーリー・マセット
フラニー役・・・スカイ・マッコール・バートシアク

【感想】
映画「ハロウィン」シリーズと同じく“ブギーマン”を題材としているが、「ハロウィン」シリーズとは関連はなく“ブギーマン”も同作の“ブギーマン”とは無関係です。 ホラー映画では特にありがちですが、作品がヒットするとそれに類似した映画をすぐに作ってしまいます。映画館でもレンタル屋さんでもよく調べてみないと全く別なカス作品を掴まされてしまいます。中には本家よりも良く出来た面白い作品を作っていることもありますが、それは本当に稀です。
本作も“ブギーマン”を題材にしたという点は全く問題は無い(世界でも“ブギーマン”は一般的な幽霊的なもの)ので、「ハロウィン」とイコールしてしまうとガッカリしてしまうのは仕方ないことですね。
子供の頃に体験したトラウマを克服するには、やはり自分の力で乗り越えるほかは無いのでしょうね。

【本作の名脇役】
なし。

【採点】★★★★☆☆☆☆☆☆




シャンハイ・ナイト (2003)

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原題・・・「Shanghai Knights」
時間・・・114分
監督・・・デヴィッド・ドブキン

【予告編】
https://youtu.be/a26E5JR4M4A

【あらすじ】
アメリカで保安官をしている武術の達人チョン()の元に、妹のリン(ファン・ウォン)から中国の父が殺害され一族が守ってきた秘宝が奪われたとの知らせが届く。リンは仇の後を追って英国に渡り、妹の身を守るためチョンもまたロイ(オーウェン・ウィルソン)とともに英国を目指す。
その頃、ビクトリア女王(ジェマ・ジョーンズ)の統治下、世界に君臨していた英国では国を揺るがす陰謀が進行していたが・・・。

【キャスト】
チョン役・・・「タキシード」「メダリオン」のジャッキー・チェン
ロイ役・・・「エネミー・ライン」「アイ、スパイ」のオーウェン・ウィルソン
リン役・・・ファン・ウォン
ラズボーン卿役・・・エイダン・ギレン
ウー役・・・「HERO」「ブレイド2」のドニー・イェン
チャップリン役・・・アーロン・ジョンソン
ヴィクトリア女王役・・・「オスカー・ワイルド」「ブリジット・ジョーンズの日記」のジェマ・ジョーンズ

【感想】
ジャッキー・チェンとオーウェン・ウィルソンのコンビが意外と評判良くて、「ラッシュアワー」シリーズに負けないくらいジャッキー・チェンのハリウッドでの代表作シリーズになりそうですね。
時代設定も絶妙な時代をセレクトしていますし、歴史上の有名人物(チャップリン、コナン・ドイル、切り裂きジャック等)も登場して楽しめます。
シリーズとしては是非3部作となって欲しいですね。噂では「Noon」→「Night」→「Dawn」という流れの続編があるらしいのですが・・・。

【本作の名脇役】
ジェット・リーとの共演が多いドニー・イェンですが、本作でもジャッキー・チェンと絡んでいて嬉しかったです。いつか、この3人の共演が観てみたいです。

【採点】★★★★★★★☆☆☆




シャンハイ・ヌーン (2000)

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原題・・・「Shanghai Noon」
時間・・・110分
監督・・・トム・ダイ

【予告編】
https://youtu.be/FqHg5fc_0_U

【あらすじ】
1881年、清朝の中国、皇太子との意に添わない結婚から逃れるため王女ペペ姫(ルーシー・リュー)は英語教師の手引きでアメリカに渡るが、実はそれは清朝の裏切り者ロー(ロジャー・ユアン)による誘拐だった。ローは清朝に身代金黄金を要求し、金と人質の交換場所に指定してきた。屈強の近衛兵3名が使者として選ばれ、姫の姿を最後に目撃した近衛兵チョン(ジャッキー・チェン)もカバン持ちとして一行に同行する。
7週間後に到着した一行だが、運悪くロイ(オーウェン・ウィルソン)率いる列車強盗に出くわす。そして、彼らに戦いを挑むがロイと共に外へ放り出されてしまうが・・・。

【キャスト】
チョン役・・・「レッド・ブロンクス」「ラッシュアワー」のジャッキー・チェン
ロイ役・・・「ホーンティング」「ミート・ザ・ペアレンツ」のオーウェン・ウィルソン
ペペ姫役・・・「ペイバック」「チャーリーズ・エンジェル」のルーシー・リュー
ロー役・・・ロジャー・ユアン
ネーサン役・・・「ガタカ」「アミスタッド」のザンダー・バークレー
ウォラス役・・・「ベスト・キッド4」「メジャーリーグ3」のウォルトン・ゴギンズ

【感想】
香港時代から時代劇をたくさん演ってきたジャッキー・チェンなら、アメリカの開拓時代でも何のそのですね。共演のオーウェン・ウィルソンとの相性も良くて観ていて安心できます。「ラッシュアワー」に続いてのアメリカ進出第2弾なんて言われていますが、あくまで大ヒットしたという意味での言い回しです。初めてハリウッドに挑戦したのは(単独で)、1980年「バトルクリーク・ブロー」が最初で、その次は1985年「プロテクター」でしたが、本格的に認められたのは、1995年「レッド・ブロンクス」でしたね。
本作でも、ジャッキーアクション満載で、オーウェン・ウィルソンも負けじとアクションに挑戦していました。同じアジア系なのにバックボーンが全く違うルーシー・リューとの共演も感慨深いものがありますね。

【本作の名脇役】
ウォラス役のウォルトン・ゴギンズは、出てきた時から悪役人面していますね。

【採点】★★★★★★★☆☆☆




コラテラル (2004)

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原題・・・「Collateral」
時間・・・120分
監督・・・マイケル・マン

【予告編】
https://youtu.be/Pwrq3O6XDPs

【あらすじ】
マックス(ジェイミー・フォックスは、タクシー運転手としてごく平凡な日々を送ってきた。だがある夜、アニー(ジェイダ・ピンケット=スミス)という女性検事を客に乗せ、心のふれあいを感じたところから、彼の運命は変化し始める。
次にマックスのタクシーを拾ったのは、ヴィンセント(トム・クルーズ)というプロの殺し屋だった。彼は麻薬取引に関わる組織からの依頼で、今夜5人の証人を殺害する任務を授かっていた。マックスはヴィンセントに脅されて、一晩のドライバー役となる。
やがて麻薬捜査官のファニング(マーク・ラファロ)が捜査に動き出すが・・・。

【キャスト】
ヴィンセント役・・・「バニラ・スカイ」「ラストサムライ」のトム・クルーズ
マックス役・・・「エニイ・ギブン・サンデー」「Ray」のジェイミー・フォックス
アニー役・・・「ALI」「マトリックス2」のジェイダ・ピンケット=スミス
ファニング役・・・「イン・ザ・カット」「エターナル・サンシャイン」のマーク・ラファロ
リチャード役・・・「ガール6」「コップランド」のピーター・バーグ
ペドロサ役・・・「トータル・フィアーズ」「マッチスティック・メン」のブルース・マッギル
フェリックス役・・・「夜になるまえに」「ウェルカム!ヘブン」のハビエル・バルデム
空港の男役・・・「トランスポーター」「ミニミニ大作戦」のジェイソン・ステイサム

【感想】
原題の「Collateral」とは『巻き添え』と言う意味です。
トム・クルーズが本格的に悪役を演じたのは、ほぼ初めてではないかと言うくらい珍しい本作。
銀髪のクールな殺し屋役もなかなか似合っていましたね。
さらにターゲットとなる面子も超豪華で、見所、見応えがほぼ全編で堪能できます。
でもやっぱりトムは善人の方が良いかな・・・。

【本作の名脇役】
なんと空港で、ジェイソン・ステイサムがチラリと出演していてビックリ。
何かの役柄で共演したら良かったのに・・・。

【採点】★★★★★★★☆☆☆




耳に残るは君の歌声 (2000)

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原題・・・「The Man Who Cried」
時間・・・100分
監督・・・サリー・ポッター

【予告編】
https://youtu.be/PGeh7gH7Ol0

【あらすじ】
1927年、ロシア。ユダヤ人の少女フィゲレは、村を襲った暴動から逃れ、父親とも別れてロンドンへ向かう。スージーと名付けられた彼女(クレスティーナ・リッチ)は10年後、コーラスガールとしてパリで働くことになる。美しく野心家のロシア人ダンサー、ローラ(ケイト・ブランシェット)と知り合い、アリアの名手であるイタリア人オペラ歌手ダンテ(ジョン・タトゥーロ)の美声に惹かれるもののその人間性に失望した彼女は、やがてジプシーの青年チェーザー(ジョニー・デップ)と恋におちる。
だがナチスによる第二次大戦の影が、パリにも迫ってきた。スージーはチェーザーと別れの夜を過ごし、ローラと共にニューヨーク行きの船に乗る。ところが船は、ドイツ軍の攻撃により撃沈するが・・・。

【キャスト】
スージー役・・・「200本のたばこ」「スリーピー・ホロウ」のクリスティーナ・リッチ
チェーザー役・・・「ノイズ」「ショコラ」のジョニー・デップ
ローラ役・・・「リプリー」「ギフト」のケイト・ブランシェット
ダンテ役・・・「ラストゲーム」「ラウンダーズ」のジョン・タトゥーロ
フェリックス役・・・「ストレイト・ストーリー」「グリーンマイル」のハリー・ディーン・スタントン

【感想】
名優ばかりが揃ったメロドラマ・・・。クリスティーナ・リッチとジョニー・デップは何回か共演している旧知の仲なので、画面を通してお互いに信頼し合ってるように感じますね。
内容は邦題から想像してみると、とても退屈なストーリーのように感じますが、まさにその通りでした。戦争に翻弄された悲しいカップル&家族とでも言いましょうか・・・。

【本作の名脇役】
ローラ役のケイト・ブランシェットはどんな役柄でも自分のものにしてしまう名女優さんです。

【採点】★★★★★☆☆☆☆☆