ジェイコブズ・ラダー【リメイク】 (2019)

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原題・・・「Jacob's Ladder」
時間・・・89分
監督・・・デビッド・M・ローゼンタール

【予告編】
https://youtu.be/Z8ut6nDv-Eg

【あらすじ】
アフガニスタンで兄を亡くしたジェイコブ(マイケル・イーリー)は、現在は退役軍人病院の外科医として成功し、愛する妻子にも恵まれて悲しみを乗り越えつつあった。
そんなある日、彼は見知らぬ男から、兄が生きており他の退役軍人たちとともに地下シェルターで暮らしていると告げられる。その日から、ジェイコブの身に様々な異変が起こるようになるが・・・。

【キャスト】
ジェイコブ役・・・「アンダーワールド4」「ラストベガス」のマイケル・イーリー
アイザック役・・・「クロッシング」「キャビン」のジェシー・ウィリアムズ
サマンサ役・・・「シェイム」「42」のニコール・ベハーリー
アニー役・・・カーラ・ソウザ
ホフマン役・・・「ピッチ・パーフェクト」のガイ・バーネット

【感想】
原題の「Jacob's Ladder」とは旧約聖書の『ヤコブの梯子』と言う意味で、天から地まで至る梯子のこと。
1990年製作のティム・ロビンス主演の同名作のリメイク。当時は「フラッシュダンス」「ナインハーフ」「危険な情事」等のエイドリアン・ライン監督作とあって話題沸騰でした。さらにどんでん返しがまだ珍しい時代でしたので結構衝撃を受けたのを覚えています(理解しにくい内容でイライラしながら観たような・・・)。
と言う訳で、オチが分かっているだけにどうやって新しさを出すのかがこのリメイクの課題ですね。戦争によるPTSDは今も昔も変わりはなく、苦しんでいる帰還兵はたくさんいます。そこを重きを置いて製作しても、現代の視聴者はピンと来ないかも知れませんね。
本作のオチもきっと試行錯誤したのでしょうが、オリジナルよりはマシだったように感じました。

【本作の名脇役】
無名ながらもホフマン役のガイ・バーネットが印象的でした(しかし、ヒゲは似合ってない)。

【採点】★★★★★★☆☆☆☆




セブン・シスターズ (2017)

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原題・・・「What Happened To Monday」
時間・・・123分
監督・・・トミー・ウィルコラ

【予告編】
https://youtu.be/hYXcFLoGl7o

【あらすじ】
21世紀半ば、地球は異常気象と人口過剰によって資源が減少し、戦争や難民問題が繰り返されたことによって主要国はみな滅び去り、ヨーロッパ連邦が新たな超大国として君臨していた。
さらに遺伝子組み換え作物の影響による多生児の増加により、保全生物学者のニコレット(グレン・クローズ)が提唱する理論に基づいた強制的な人口抑制が行われるようになっていた。それは2人目以降の子供が生まれた場合、児童分配局によって親から引き離され、枯渇した地球の資源が回復する日まで冷凍保存されるという一人っ子政策だった。
そんな中、テレンス(ウィレム・デフォー)家で7つ子の姉妹が誕生した。月曜日から日曜日まで各曜日の名前を付けられた彼女たちは、それぞれが週1日だけ外出し、7人で1人の人格カレンを演じることでニコレット率いる児童分配局を欺いてきた。
しかし、30歳になっていた彼女たち7姉妹の長女マンデーが外出したまま、夜になっても帰宅しないという事態が発生、これにより、7姉妹の日常が狂い始めていくが・・・。

【キャスト】
カレン役・・・「エイリアン:コヴェナント」「アンロック」のノオミ・ラパス
テレンス役・・・「グレートウォール」「フロリダ・プロジェクト」のウィレム・デフォー
エイドリアン役・・・「ザ・マミー」「オリエント急行殺人事件」のマーワン・ケンザリ
ニコレット役・・・「美しい人」「アルバート氏の人生」のグレン・クローズ
ジョー役・・・クリスティアン・ルーベック
ゼーキア役・・・キャシー・クレア
チャールズ役・・・「オースティン・パワーズ」「ハリウッド的殺人事件」のロバート・ワグナー

【感想】
何と言っても本作の見所は、ノオミ・ラパスの1人7役の演技に尽きます。前半で人数が段々と減っていきますが、それでも7人それぞれの個性を上手く演じ分けていましたね。また名前も7人=1週間=曜日という発想も分かりやすくて良かったです。
しかし最近のハリウッド映画はとかく『人口過剰』問題を作品に取り入れていますね。確かに医療の発達によって本来亡くなってた人たちが助かっている現状を見ると人口が減らないのは仕方ないこと。最近まで世界人口60億人を超えたって言っていたのに、2019年には77億人となっています。半分以上が中国とインド・・・。本作のような政策をやらなければいけないん国は、言わなくても分かりますよね。

【本作の名脇役】
ニコレット役のグレン・クローズは、この手の役柄はよく似合いますね。

【採点】★★★★★★★☆☆☆




ニューイヤーズ・イブ (2011)

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原題・・・「New Year's Eve」
時間・・・118分
監督・・・ゲイリー・マーシャル

【予告編】
https://youtu.be/oqji-XI52B4

【あらすじ】
大晦日“ニューイヤーズ・イブ”のニューヨーク。夜にはタイムズスクエアに人々が集まり、新年へのカウントダウンイベントが行われる。午後11時59分からは、ワン・タイムズスクエア屋上から23メートルの高さに上げられていたタイムズスクエア・ボール が、1分かけて降りてくる『ボール・ドロップ』が行われ、新年になると花火が上がる。
タイムズスクエア協会の副会長クレア(ヒラリー・スワンク)は、この年越しイベントを初めて取り仕切るので、本番当日を迎え心配で落ち着かない。イベント会場となるタイムズスクエアは、ニューヨーク市警察に警備され、クレアのもとにも市警察のブレンダン(クリス・“リュダクリス”・ブリッジス)がついている。大晦日を迎えたクレアには他の心配事もあり、以前からの友人でもあるブレンダンはそこもうまく取り計らうつもりである。
レコード会社の秘書イングリッド(ミシェル・ファイファー)は、何をやってもうまくいかず、大晦日も朝から散々な目に遭っていた。そんなイングリッドのもとに、自転車便の配達人ポール(ザック・エフロン)が今夜のレコード会社主催の仮装パーティの招待券を届けに来る。イングリッドは会社を辞め、仮装パーティに興味津々のポールに、今年の『年頭の誓い』のリストを見せ、残りの願いを全部叶えてくれたら、仮装パーティの招待券を渡す約束をする。
妊婦テス(ジェシカ・ビール)とグリフィン(セス・マイヤーズ)夫妻は、待合室にいた妊婦グレース(サラ・ポールソン)から、その病院で新年が明けて最初に生まれた赤ちゃんに2万5千ドルの賞金が贈られることを知る。グレースの夫ジェームズ(ティル・シュヴァイガー)は、賞金獲得を目指しており、ライバル心を燃やしている。一方、賞金の事を知ったテスも、担当のモリセット医師(カーラ・グギノ)に投薬で出産を早めることを提案するものの、一蹴される。
コミックイラストレーターのランディ(アシュトン・カッチャー)は、自転車便で仕事中のポールからの電話で起こされる。アパートの廊下は他の住人によって新年を祝う飾り付けを施されており、この浮かれ騒ぎを嫌うランディは飾り付けを外し、カウントダウンを一緒に祝おうというポールの誘いを断り、家で1人静かに過ごすことを伝える。その後、ランディの乗ったアパートのエレベーターが故障し、乗り合わせたエリーズ(リア・ミシェル)と2人きりで閉じこめられてしまう。
サム(ジョシュ・デュアメル)は、自分以外に参列者のいない友人たちの結婚式に列席する。サムは会社主催の夜のパーティで大事なスピーチを任されており、式が終わると急いでニューヨークへ向かうが、出発してまもなく車をぶつけてしまう。大晦日で自動車修理工場はどこも休みで、タクシーやレンタカーも無理だと言われ、先ほどの結婚式を執り行った牧師一家の乗る車に同乗させてもらうことになる。
シェフのローラ(キャサリン・ハイグル)は、夜の音楽会社主催のパーティーのケータリングを任され、部下たちに指示を出していた。しかし、彼女の右腕であるエヴァ(ソフィア・ベルガラ)はパーティで演奏するスターのジェンセン(ジョン・ボン・ジョヴィ)の到着に興奮し大盛り上がりである。一方、ローラのみがジェンセンの到着に対して冷静である。
15歳の少女ヘイリー(アビゲイル・ブレスリン)は、気になる同級生セス(ジェイク・T・オースティン)から今夜のタイムズスクエアでのカウントダウンを一緒に見ようと誘われ、友人たちと盛り上がる。しかし、夜遅い時間にニューヨークの繁華街へ出かけることを、母親のキム(サラ・ジェシカ・パーカー)に説得できるか分からなかった。
スタン(ロバート・デ・ニーロ)は、大晦日を病院のベッドで過ごしていた。末期癌で年が越せるかどうかも分からない状態である。スタンは担当医に今夜屋上で『ボール・ドロップ』を見させてくれと頼むが、無理だと言われる。看護師のエイミー(ハル・ベリー)は、見舞客が1人も訪れないスタンのもとで大晦日を過ごすことにする。

【キャスト】
【ボール・ドロップ舞台裏】
クレア役・・・「リーピング」「アメリア」のヒラリー・スワンク
ブレンダン役・・・「マックス・ペイン」「抱きたいカンケイ」のクリス・“リュダクリス”・ブリッジス
コミンスキー役・・・「乱気流」「プリティ・プリンセス」のヘクター・エリゾント
ビューラートン役・・・「マーガレット」「ペントハウス」のマシュー・ブロデリック
【年頭の誓い】
イングリッド役・・・「スターダスト」「ヘアスプレー」のミシェル・ファイファー
ポール役・・・「セブンティーン・アゲイン」「きみがくれた未来」のザック・エフロン
ジョナサン役・・・「ドリームガールズ」「猿の惑星:創世記」のジョン・リスゴー
【音楽会社パーティ舞台裏】
ローラ役・・・「キス&キル」「かぞくはじめました」のキャサリン・ハイグル
ジェンセン役・・・「ペイ・フォワード」「U-571」のジョン・ボン・ジョヴィ
エヴァ役・・・「ロード・オブ・ドッグタウン」「フォー・ブラザーズ」のソフィア・ベルガラ
【末期癌患者】
スタン役・・・「リミットレス」「キラー・エリート」のロバート・デ・ニーロ
エイミー役・・・「キャットウーマン」「フランキー&アリス」のハル・ベリー
軍人役・・・「ウォンテッド」「ターミネーター4」のコモン
ミンディ役・・・「キャノンボール3」「ダブルドラゴン」のアリッサ・ミラノ
担当医役・・・「ファクトリー・ガール」「ソウ・ザ・ファイナル」のケイリー・エルウィス
【出産競争】
テス役・・・「NEXT」「特攻野郎Aチーム」のジェシカ・ビール
グリフィン役・・・「センター・オブ・ジ・アース」のセス・マイヤーズ
グレース役・・・「セレニティー」「ザ・スピリット」のサラ・ポールソン
ジェームズ役・・・「イングロリアス・バスターズ」「三銃士」のティル・シュヴァイガー
モリセット医師役・・・「ファースター」「エンジェルウォーズ」のカーラ・グギノ
【アパートメント】
ランディ役・・・「ボビー」「守護神」のアシュトン・カッチャー
エリース役・・・リア・ミシェル
管理人役・・・「リーマン・ジョー」「ゴーストライター」のジェームズ・ベルーシ
【結婚式からニューヨークへ】
サム役・・・「ラモーナのおきて」「トランスフォーマー3」のジョシュ・デュアメル
ローズ役・・・「ヴィレッジ」「オーシャンズ12」のチェリー・ジョーンズ
【母と娘】
キム役・・・「噂のモーガン夫妻」「セックス・アンド・ザ・シティ2」のサラ・ジェシカ・パーカー
ヘイリー役・・・「幸せの1ページ」「ゾンビランド」のアビゲイル・ブレスリン
セス役・・・ジェイク・T・オースティン

【感想】
「ラブ・アクチュアリー」や「バレンタインデー」等のように豪華キャストによるアンサンブル作品は、どの名優同士がどのような役柄を演じてどんな相乗効果があるのかとても楽しみ。
どのエピソードも自分と置き換えて、経験があったり、心当たりがあったり、想像したり、と感情移入できます。そして心に響くセリフが多く、特に『許すこと、新たにやり直すこと』が好きな言葉ですね。
デ・ニーロとヒラリー父娘、サラとアビゲイルの母娘の話が切なくてホロリときました。

【本作の名脇役】
「スカーフェイス」からずっと観続けてるミシェル・ファイファーが大好きで、イングリット役のキュートさが素晴らしかったです。

【採点】★★★★★★★★★★




サイドウェイ (2004)

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原題・・・「Sideways」
時間・・・130分
監督・・・アレクサンダー・ペイン

【予告編】
https://youtu.be/O_go7aRI2s0

【あらすじ】
教師をしているマイルス(ポール・ジアマッティ)はバツイチで小説家志望である。ワイン通のマイルスは親友のジャック(トーマス・ヘイデン・チャーチ)の結婚前、2人でカリフォルニア州のワイナリー巡りに出かけることになった。独身最後のひと時を極上のワインとゴルフで楽しもうというマイルスの思惑をよそに、ジャックは女をひっかけることしか頭になかったが・・・。

【キャスト】
マイルス役・・・「コンフィデンス」「ペイチェック」のポール・ジアマッティ
ジャック役・・・「ワン・ナイト・スタンド」「スコーピオン」のトーマス・ヘイデン・チャーチ
マヤ役・・・「レインメーカー」「ホーンティング」のヴァージニア・マドセン
ステファニー役・・・「フル・フロンタル」「トスカーナの休日」のサンドラ・オー

【感想】
原題の「Sideways」とは『ごまかしの、遠回しの』と言う意味です。
決してイケメンとは言えないがとても個性的な名バイプレイヤーである男優2人と、こちらも個性では負けていない女優2人が織りなす大人のラブストーリー。
生真面目なマイルスと能天気なジャックのバチェラーパーティ的な旅の中で出会ったマヤとステファニーは、それぞれの目的が違うけど意気投合します。
ここでストーリーを豊かに彩るワインは、本場さながらとても美味しそうに映りますね。
マイルスにも苦悩があってそれを消化しきれずにいるし、ジャックの下半身優先のつけは後でタップリと食らってしまうし、男って単純でバカ(言い意味で)だなあって思います。

【本作の名脇役】
ステファニー役のサンドラ・オーのキレっぷりが良かったですね。

【採点】★★★★★★★☆☆☆




悪いことしましょ (2000)

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原題・・・「Bedazzled」
時間・・・94分
監督・・・ハロルド・ライミス

【予告編】
https://youtu.be/5xUnFbyqNr4

【あらすじ】
コールセンターに勤めるエリオット(ブレンダン・フレイザー)は、何をやっても空回りして同僚からも煩がられる存在だった。
ある日、仕事仲間のアリソン(フランセス・オコナー)に勇気を出して声をかけるが、軽くあしらわれてしまう。絶望する彼の前に悪魔と名乗る美女(エリザベス・ハーレイ)が出現し、魂と引き換えに7つの願いをかなえる契約を交わすが・・・。

【キャスト】
エリオット役・・・「タイムトラベラー」「ハムナプトラ」のブレンダン・フレイザー
悪魔役・・・「オースティン・パワーズ」「エドtv」のエリザベス・ハーレイ
アリソン役・・・フランセス・オコナー
ダニエル役・・・「マグノリア」「リプレイスメント」のオーランド・ジョーンズ
ボブ役・・・「グリフターズ」のポール・アデルスタイン

【感想】
原題の「Bedazzled」とは『幻惑』と言う意味です。
1967年のイギリス映画『悪いことしましョ!』(Bedazzled)のリメイクです。本作でも分かる通り、“悪魔”役を誰が演じるかで全てが決まってしまいますよね。そういう意味では、エリザベス・ハーレイの起用は成功と言って良いのではないでしょうか。世の男性諸君は『こんな悪魔だったら何回でも騙されてみたい』なんて妄想してしまいます。命と引き換えに7つの願い事が叶うとなると、取り敢えずエリオットと同じような願いをすると思います。そしてどんな願い事でも結局は幸せになれない、とか自分に嘘をついて無理をしている、ってなってしまいます。
コメディを通して、本当の幸せとは何か、どういう事なのか、を問われる作品でもありました。

【本作の名脇役】
ダニエル役のオーランド・ジョーンズは、どの作品でもうるさい顔をしています。

【採点】★★★★★★★☆☆☆




テンタクルズ (1977)

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原題・・・「Tentacles」
時間・・・102分
監督・・・オリヴァー・ヘルマン

【予告編】
https://youtu.be/FlyUZ1Cnj1k

【あらすじ】
カリフォルニア州の海沿いの町で、人々が次々と“何か”に海へ引きずり込まれる事件が相次いだ。
ベテラン新聞記者のネッド(ジョン・ヒューストン)は調査を進めるうち、トンネル会社が建設中の海底トンネルに行き着く。一方、トンネル会社のホワイトヘッド社長(ヘンリー・フォンダ)から調査依頼を受けた海洋学者のウィル(ボー・ホプキンス)も調査に乗り出すが、現地調査に向かった部下が“何か”に襲われる。
さらに調査を進めていたネッドは、“何か”に襲われた人たちが皆無線またはラジオを聞いていた事をつきとめ、海中調査を行ったウィルも、トンネル会社が使用していた電気振動装置のせいで魚が逆立ちした状態で大量死しているのを見つける。これによって、“何か”が目を覚ましたようだった・・・。

【キャスト】
ネッド役・・・「007 カジノロワイヤル」「ロイ・ビーン」のジョン・ヒューストン
ティリー役・・・「ポセイドン・アドベンチャー」「テナント」のジェリー・ウィンタース
ホワイトヘッド役・・・「ミスター・ノーボディ」「ミッドウェイ」のヘンリー・フォンダ
ウィル役・・・「イナゴの日」「キラー・エリート」のボー・ホプキンス

【感想】
原題の「Tentacles」とは『タコ・イカなどの触手』と言う意味です。
サメ、シャチに続く海洋モンスターもので、なんと巨大な“タコ”が主人公。撮影方法を色々工夫していますので、結構最初からネタばれの登場の仕方をします。タコの巨大さを表すのはとても難しく、実際に生きているタコを大きく撮影していていましたね。どうしても人や他の動物と絡ませるときは、特撮で見るからに作りもんの触手を使用せざるを得ませんでした。
タコvs.人間の様相から、最後はシャチにおんぶだっこの展開にはガックリきますね。

【本作の名脇役】
名優ヘンリー・フォンダがなんという作品に出てしまったのか・・・。

【採点】★★★★☆☆☆☆☆☆




トレインスポッティング (1996)

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原題・・・「Trainspotting」
時間・・・94分
監督・・・ダニー・ボイル

【予告編】
https://youtu.be/8LuxOYIpu-I

【あらすじ】
レントン(ユアン・マクレガー)は麻薬常習者の青年だったが、何度目かの麻薬断ちを決めた。仲間のシック・ボーイ(ジョニー・リー・ミラー)も麻薬を止めるが、それはレントンに嫌がらせをするためだ。麻薬よりも健全な性欲を満たすべく、レントンたちはディスコに行く。そこで彼はダイアン(ケリー・マクドナルド)という美女に魅かれて彼女の家でセックスする。翌朝、彼はダイアンが実は高校生だと知る。
レントンたちは再び麻薬を始めた。それまで麻薬はやらなかったトミー(ケヴィン・マクキッド)も、恋人に振られた腹いせに麻薬を打ってくれという。皆が麻薬に耽っている間に、仲間のアリソン(スーザン・ヴィドラー)の赤ん坊が死んでいた。実はその赤ん坊の父親だったシック・ボーイは泣く。皆は慰めにさらに麻薬を打つ。
レントンとスパッド(ユエン・ブレムナー)が万引きで捕まり、スパッドは刑務所に送られた。執行猶予になったレントンは本気で麻薬をやめようとして、禁断症状で地獄の苦しみを味わうが・・・。

【キャスト】
レントン役・・・「シャロウ・グレイブ」のユアン・マクレガー
ベグビー役・・・「リフ・ラフ」「司祭」のロバート・カーライル
シック・ボーイ役・・・「サイバーネット」のジョニー・リー・ミラー
スパッド役・・・「ジャッジ・ドレッド」のユエン・ブレムナー
トミー役・・・ケヴィン・マクキッド
アリソン役・・・スーザン・ヴィドラー
ダイアン役・・・ケリー・マクドナルド

【感想】
原題の「Trainspotting」とは『薬を打つこと』と言う意味です。
スピード感ある映像(ユアン・マクレガーが疾走するシーンは結構有名)、放送禁止ギリギリのセリフ等、とてもパワーを感じる作品です。
ヤク中ってこんな感じなんだと思えるほどリアルな演技ですし、幻覚ではありますが、トイレのシーンは虫唾が走るくらい気持ち悪かったです。日本の最低のトイレでも、これよりは100倍マシです。
まあ、このシーンを筆頭に他にも汚いシーンが多々登場するので、正直観る人を選ぶ映画だと感じましたね。
全体的には、落ち着きが無いほどテンポが良くて、真にヤクでらりってるような映画でした。

【本作の名脇役】
ジョニー・リー・ミラー演じるシック・ボーイの「007」オタクの知識量の多さと捉える角度が斬新で、知ってる人ほど面白いでしょうね。

【採点】★★★★★★★☆☆☆




スナイパー (2002)

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原題・・・「Liberty Stands Still」
時間・・・96分
監督・・・カリ・スコグランド

【予告編】
https://youtu.be/DLac0WCJ86Y

【あらすじ】
銃器会社の社長夫人リバティ(リンダ・フィオレンティーノ)が命を狙われ、公園に足止めされた。元CIAの犯人ジョー(ウェズリー・スナイプス)は、発砲事件による愛娘の死から銃社会を憎んでいた。やがて、ジョーの計画は警察やマスコミを巻き込む大事件へと発展していくが・・・。

【キャスト】
ジョー役・・・「追跡者」「ブレイド」のウェズリー・スナイプス
リバティ役・・・「メン・イン・ブラック」「ドグマ」のリンダ・フィオレンティーノ
ヴィクター役・・・「ガンシャイ」「サウンド・オブ・サイレンス」のオリヴァー・プラット
ラッセル役・・・マーティン・カミンズ
ハンク役・・・「地上より何処かで」「ルール2」のハート・ボックナー
ビル役・・・ジョナサン・スカーフ

【感想】
2002年「フォーン・ブース」のような展開に似ていましたが、ジョーとしてはリバティの方が“悪”なんだという逆恨みのようでした。でも、狙う側と狙われる側なのに、お互いに本音を話すことによって感情移入してくるのでしょうね。十分に計画していたとはいえ、そこは何かがあるのが定石ですね。

【本作の名脇役】
正直「メン・イン・ブラック」以来、パッとしないリンダ・フィオレンティーノの久々の作品なのに、相変わらず美しいままでした。

【採点】★★★★★★☆☆☆☆




ニンフォマニアック Vol.2 (2013)

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原題・・・「Nymphomaniac : Vol.Ⅱ」
時間・・・123分
監督・・・ラース・フォン・トリアー

【予告編】
https://youtu.be/ks2q1nMOP5s

【あらすじ】
最愛の男ジェローム(シャイア・ラブーフ)に去られた寂しさを埋めるように、さまざまな男とのセックスにふけるジョー(シャルロット・ゲンズブール)。さらに父をなくしたのも相まって、スケジュールを組んでまで情事に励むようになる。
そんな中、妻と別れたジェロームと再会して久々に求め合うが、彼女は性感を得られない体となっていた。ジェロームは常軌を逸した性欲をぶつけるジョーを持て余し、彼女が浮気をすることを認める。刺激を求めてさまようジョーは、K(ジェイミー・ベル)というサディストと出会うが・・・。

【キャスト】
ジョー役・・・「アイム・ノット・ゼア」「アンチクライスト」のシャルロット・ゲンズブール
セリグマン役・・・「マイティ・ソー」「ドラゴン・タトゥーの女」のステラン・スカルスガルド
若いジョー役・・・ステイシー・マーティン
ジェローム役・・・「イーグル・アイ」「トランスフォーマー3」のシャイア・ラブーフ
ジョーの父役・・・「ボビー」「ソルジャーズ・アイランド」のクリスチャン・スレーター
K役・・・「スノーピアサー」「フィルス」のジェイミー・ベル
L役・・・「オッド・トーマス」「ファーナス」のウィレム・デフォー
ウェイター役・・・「アイアン・スカイ」「ロード・オブ・セイラム」のウド・キアー
心理学者役・・・「ドリアン・グレイ」「サード・パーソン」のキャロライン・グッドール

【感想】
人物像をより詳しく描写していく後半では個性が際立っています。
“色情狂”とは結局、愛されたいが故の行動なのか、孤独が恐いのか、とても哀しくて切ない症状のように感じます。母性よりも強い衝動に囚われて行動を起こしてしまうのは、一般的には病気として理解されにくいのが難点ですね。
ちなみに、本作で本番をやってるように見える部分は、なんとボディダブルらしいです(まあ、どうでもいいけど・・・)。
ラストのオチは賛否両論でしょうが、呆気に取られるのだけは間違いないです。

【本作の名脇役】
K役のジェイミー・ベルは新境地の演技を開拓したようですね。

【採点】★★★★★★☆☆☆☆




ニンフォマニアック Vol.1 (2013)

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原題・・・「Nymphomaniac : Vol.I」
時間・・・117分
監督・・・ラース・フォン・トリアー

【予告編】
https://youtu.be/N0PxPRn3Q-Q

【あらすじ】
寒い冬の夜、年配の独身者セリグマン(ステラン・スカルスガルド)は裏路地でぶちのめされたジョー(シャルロット・ゲンズブール)を見つける。セリグマンは彼女を家に連れ込んでケガの治療をし、彼女の人生について尋ねる。ジョーは高度にエロティックな人生についての淫欲にまみれた物語を赤裸々に語る。セリグマンは読書家でいろんな知識を持っている。彼はジョーの物語を、本で読んだことに関連付けていくが・・・。

【キャスト】
ジョー役・・・「最終目的地」「メランコリア」のシャルロット・ゲンズブール
セリグマン役・・・「天使と悪魔」「アベンジャーズ」のステラン・スカルスガルド
若いジョー役・・・ステイシー・マーティン
ジェローム役・・・「ウォール・ストリート」「欲望のバージニア」のシャイア・ラブーフ
ジョーの父役・・・「ザ・マーダー」「バレット」のクリスチャン・スレーター
ミセスH役・・・「ベラミ」「ムービー43」のユマ・サーマン
キャサリン役・・・「閉ざされた森」「パーフェクト・センス」のコニー・ニールセン

【感想】
原題の「Nymphomaniac」とは『色情狂』と言う意味です。
ポール・トーマス・アンダーソン監督やロバート・アルトマン監督同様に、たくさんの名優たちがこぞって出演してくれる巨匠の1人、ラース・フォン・トリアー監督の2部作の問題作。題名が題名だけに、観る側を選ぶ作品ではあります。タイトルロールが出てからの、1分以上の真っ暗な画面にはビックリします。
『色情狂』という日本語の漢字のインパクトはかなり強くて、とても印象が悪くて病気のイメージが湧かない言葉だと感じます。
自分は1人の人間として、他の人とは違っていて、人様を利用して自分の欲望を満たす自堕落だと思い、それを誰かに正して欲しいのではないかと・・・。それとも本当に欲しているのは、『真実の愛』というものかも・・・。
「ニンフォマニアック」は2部作構成ですが全部で8章に分かれていて、本作は1~5章が描かれています。中でも、3章「ミセスH」のエプソードが強烈過ぎてキリキリします。この章だけでも観る価値はあると思います。

【本作の名脇役】
これはもう「ミセスH」での凄まじい演技が圧巻のユマ・サーマンに尽きます。さすがです。

【採点】★★★★★★★☆☆☆




カンフー・ジャングル (2014)

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原題・・・「Kung Fu Jungle」
時間・・・100分
監督・・・テディ・チャン

【予告編】
https://youtu.be/Jbi8xH8sFj4

【あらすじ】
ある武術一門の一番弟子であり警察学校の教官を務めていたハーハウ(ドニー・イェン)は、他流試合で対戦相手を殺してしまい服役する身であった。ある日、南拳の達人が撲殺されるという事件のニュースをテレビで見たハーハウは、その事件の陣頭指揮を執るロク警部(チャーリー・ヤン)に会うために刑務所で乱闘騒ぎを起こす。3年間模範囚であった彼がなぜそのような事を起こしたのか、面会に来たロクに対し、ハーハウは犯人が功夫の達人であり今後犠牲になるだろう何人もの名前を口にして事件解決の協力をする代わりに自分を釈放しろと要求するが・・・。

【キャスト】
ハーハウ役・・・「捜査官X」「アイスマン」のドニー・イェン
フォン役・・・ワン・バオチャン
ユンサム警部役・・・「バンコック・デンジャラス」「コールド・ウォー」のチャーリー・ヤン

【感想】
達人同士の闘いはそれぞれの分野でのトップと闘うことに意味がある、と言わんばかりにフォンは相手の土俵で一線を交えます。そして相手を凌駕し、その分野でトップとなりますが、本当の真意は他にあります。
やはり本作のクライマックスは、ハーハウとウォンとの高速道路での最終決戦ですね。正直、車が邪魔な時があって純粋なクンフーの妙技が半減されます。
でも、ドニー・イェンのアクションは『リアル』が売りであって、ガチンコの闘いはいつ観ても迫力があります。

【本作の名脇役】
フォン役のワン・バオチャンは、悪役顔していますが、クンフーの腕前は確かですね。

【採点】★★★★★★★☆☆☆