マーダー・ミー・モンスター (2018)

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原題・・・「Murder Me Monster」
時間・・・110分
監督・・・アレハンドロ・ファデル

【予告編】
https://youtu.be/0SYd-4o3x1I

【あらすじ】
ある村で首のない死体が見つかり、地元の警察官クルス(ビクトル・ロペス)は事件の内容があまりにも不可解で悩んでいた。さらに事件発生から間もなく、クルスの不倫相手のフランシスカ(エステバン・ビリャルディ)が首なしの死体で発見され、彼女の夫が逮捕される。だが死体の頭部には、人間業とは思えないような痕跡が残されていた。クルスは怪物の仕業ではないかと考えるが・・・。

【キャスト】
クルス役・・・ビクトル・ロペス
フランシス役・・・エステバン・ビリャルディ

【感想】
最近のホラー作品は、アイデアとインパクトといかにセンスが良いCGでの表現に係ってきています。題名が知られていなかったり、出演してる俳優さんが無名だったり、低予算作であったりしていても掘り出し物は結構な確率で見つかります。
という期待を込めての本作の鑑賞しました。正直、自分のホラー歴の中でも1、2を争うくらいのカス映画。なかなか話が見えてこないテンポの悪い演出、画面が暗すぎて退屈するし、俯瞰のシーンの無駄遣い、さらに(これは失礼ですが)ブサイクなカップルの気持ち悪いラブシーンと古臭いボカシがあったり、意味不明なセリフや踊りも見苦しいです。
クライマックスが待ち遠しくて、途中の1時間くらいは必要ないと感じてしまいます。
才能ある製作陣によって新しく斬新なホラーが出来ている中で、よくこんな訳の分からん駄作を作ろうと思いましたね。これは明らかに予告編に騙されました。

【本作の名脇役】
なし。

【採点】☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆




アップグレード (2018)

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原題・・・「Upgrade」
時間・・・95分
監督・・・リー・ワネル

【予告編】
https://youtu.be/vRkZHuQ_AFc

【あらすじ】
近未来、グレイ(ローガン・マーシャル=グリーン)は謎の組織に襲われ、妻アシャ(メラニー・バレイヨ)の命を奪われる。組織から激しい暴行を受け身体障害者となったグレイは、強盗に復讐をしようにも動けない自分に苦悩する。
そんなグレイは、大企業の最新AI技術を利用した科学実験を受ける。その実験はAIチップの“ステム”を体に埋め込み体を動かすという物だった。グレイは実験の成功で体が回復し、さらにAIの力で人類を超える力を手に入れた。グレイは“ステム”とコミュニケーションを取りながら、組織への復讐に動き出すが・・・。

【キャスト】
グレイ役・・・「プロメテウス」「スノーデン」のローガン・マーシャル=グリーン
アシャ役・・・メラニー・バレイヨ
エロン役・・・「ニード・フォー・スピード」のハリソン・ギルバートソン
コルテス役・・・ベティ・ガブリエル
フィクス役・・・ベネディクト・ハーディ
ステム(声)役・・・サイモン・マイデン

【感想】
近未来の世界観(スマートスピーカー、自動運転カー、液晶パネル等))が結構リアル。
幸せの絶頂から一気に最悪の事態に陥ってしまった主人公は、そこから科学の力で蘇って『アップグレード』します。それは、寝たきりだった障害から真に超人のような身体能力を発揮しています。もし副作用が無いのなら、肢体不自由者にとっては夢のような画期的な技術だと思います。
“ステム”のように本人に話しかけてくるのは、「アイアンマン」の“ジャービス”みたいで好感が持てますね。しかも“ステム”主導だと、頭が良くて戦闘のスキルも相当高かったです。格闘の動きが今までにない斬新さで、独特のアクションを生み出しています。
さらに、敵の装備や身体の改造にも注目したいですね。

【本作の名脇役】
ハリソン・ギルバートソン演じるエロンは、良い奴だけどちょっと変わってる感じが上手く表現されていました。

【採点】★★★★★★★★☆☆




ジョン・ウィック:パラベラム (2019)

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原題・・・「John Wick : Chapter3 - Parabellum」
時間・・・131分
監督・・・チャド・スタエルスキ

【予告編】
https://youtu.be/BeUcXO66TDY

【あらすじ】
裏社会の聖域であるコンチネンタルホテルでの“不殺の掟”を破った伝説の元殺し屋ジョン(キアヌ・リーヴス)は、裏社会の秩序を絶対とする組織の粛清により、1400万ドルの賞金首となった。膨大な数の刺客に襲われ満身創痍の状態になった彼は生き残りを懸け、モロッコにいる元殺し屋の美女ソフィア(ハル・ベリー)に協力を求める。だが、組織は最強の暗殺集団を従え、ジョンを追い詰めていく・・・。

【キャスト】
ジョン役・・・「ブルー・ダイヤモンド」「レプリカズ」のキアヌ・リーヴス
ウィンストン役・・・「ヘラクレス」「ヘルボーイ」のイアン・マクシェーン
シャロン役・・・「オールド・ボーイ」「ザ・ゲスト」のランス・レディック
ソフィア役・・・「チェイサー」「キングスマン2」のハル・ベリー
バワリー役・・・「アントマン&ワスプ」「運び屋」のローレンス・フィッシュバーン
ディレクター役・・・「ティンカー・ベル」「50/50」のアンジェリカ・ヒューストン
裁定人役・・・エイジア・ケイト・ディロン
ベラーダ役・・・「KAFKA」のジェローム・フリン
首長役・・・「アメリカン・ハッスル」「ワンダーウーマン」のザイーダ・タグマウイ
ゼロ役・・・「ジェヴォーダンの獣」「ブラック・ダイヤモンド」のマーク・ダカスコス
シノビ役・・・セセプ・アリフ・ラーマン、ヤヤン・ルヒアン

【感想】
原題の「Parabellum」とは『戦いに備えよ』と言う意味です。
これだけ回を増すごとに、右肩上がりに面白くなっていくシリーズも珍しいですね。毎回趣向を凝らして、二番煎じではない独自の路線は大いに評価されるべきだと思います。さらに登場するキャラが、レギュラーにせよニューキャラにせよ、とてもオリジナルに富んでいて魅力的です。それぞれ個人個人でスピンオフの作品が出来てしまうくらい深みがあります。
今回は最初から殺し屋たちに狙われるので、次々現れる敵を仕留めていくジョンのカッコ良さが堪能できましたね。
ディレクター役のアンジェリカ・ヒューストンはさすが貫禄と凄味が感じられました。ソフィア役のハル・ベリーも、キアヌ同様によく鍛えられていましたので、次回からも登場して欲しいキャラです。

【本作の名脇役】
シノビ役のセセプ・アリフ・ラーマンとヤヤン・ルヒアンが、キアヌと三つ巴に闘っているシーンは垂涎ものでした。
ゼロ役のマーク・ダカスコスの見た目のインパクトも素晴らしかったです。

【採点】★★★★★★★★★★




ゾンビランド:ダブルタップ (2019)

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原題・・・「Zombieland : Double Tap」
時間・・・99分
監督・・・ルーベン・フライシャー

【予告編】
https://youtu.be/7OV36--S-Dk

【あらすじ】
爆発的なウィルス感染で人類がゾンビと化して10年。コロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)は、独自に編み出した『生き残るための32のルール』を守り、タラハシー(ウディ・ハレルソン)、ウィチタ(エマ・ストーン)、リトルロック(アビゲイル・ブレスリン)の仲間と共にゾンビ社会を生き抜いてきた。
だが、ゾンビたちもパワーやスピードが増した新種へ進化していたため、新たな生存者マディソン(ゾーイ・ドゥイッチ)を仲間を加え、ルールをさらに強化し生き残りを懸けた戦いに挑んでいくが・・・。

【キャスト】
タラハシー役・・・「スリー・ビルボード」「ハン・ソロ」のウディ・ハレルソン
コロンバス役・・・「グランド・イリュージョン2」「ジャスティス・リーグ」のジェシー・アイゼンバーグ
ウィチタ役・・・「ラ・ラ・ランド」「女王陛下のお気に入り」のエマ・ストーン
リトルロック役・・・「エンダーのゲーム」マギー」のアビゲイル・ブレスリン
マディソン役・・・「ダーティ・グランパ」「ロキシー」のゾーイ・ドゥイッチ
ネバダ役・・・「トランス」「シン・シティ2」のロザリオ・ドーソン
バークレー役・・・アヴァン・ジョーギア
アルバカーキ役・・・「Gガール」「モーテル」のルーク・ウィルソン
フラッグスタッフ役・・・「レプリカズ」「ゴジラ2」のトーマス・ミドルディッチ

【感想】
原題の「Double Tap」とは『二度撃ちして(止めを刺せ)』と言う意味です。
前作から10年後の世界を、実際に10年後に製作された続編は奇跡的に主要4人が顔を揃えています。10年の間に4人が相当の売れっ子になってしまって、、続編にしてかなり贅沢な配役へと成長しましたね。4人が揃わないと意味が無い続編だと思っていたので、嬉しい再共演でした。
ゾンビも進化していて、色々な種類に分類されているのがナイスアイデアです。さらにマンネリを避けるために、新しいキャストも贅沢に(ちょっと勿体ないキャストもあり)配役していました。ヒッピー族っぽい“バビロン”の住人が死なないのも非暴力のススメですね。
たなみに、冒頭の配給会社コロンビアのロゴに遊び心あり、見逃さないように・・・。

【本作の名脇役】
マディソン役のゾーイ・ドゥイッチのキャラが頭一つ飛び抜けて、いい味出していました。

【採点】★★★★★★★☆☆☆




カンフーリーグ (2018)

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原題・・・「kung Fu League」
時間・・・102分
監督・・・ジェフ・ラウ

【予告編】
https://youtu.be/4GN3B5K2M7k

【あらすじ】
漫画家を目指すインション(シュー・ヤーシン)は、同じ会社のバオアー(マイ・ディナ)が好きで、彼女にラブレターを渡そうとする。だが、バオアーの叔父である社長に阻止され、会社から放り出されてしまう。インションは、自分が執筆した“カンフーリーグ”に登場する4人のカンフーの達人に助けてほしいと念じるが・・・。

【キャスト】
インション役・・・シュー・ヤーシン
バオアー役・・・マイ・ディナ
ウォン役・・・チウ・マンチョク
チェン役・・・チャン・クォックワン
イップマン役・・・デニス・トー
フォ役・・・アンディ・オン

【感想】
実在した伝説のカンフーの達人、ウォン・フェイホン、フォ・ユェンジャア、イップ・マン、チェン・ジェンの4人が一堂に会するもっと硬派な作品かと期待したら、とんでもないアホなコメディ。キャストも知らんやつばかりだし、タイムスリップものとしてもお粗末過ぎます。あまりにもくだらな過ぎてずっと早送りでした。
騙された感満載のカス映画で、時間が勿体ない。

【本作の名脇役】
なし。

【採点】☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



ゴーストランドの惨劇 (2018)

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原題・・・「Ghostland」
時間・・・91分
監督・・・パスカル・ロジェ

【予告編】
https://youtu.be/wGh6Rc1xbGg

【あらすじ】
シングルマザーのポリーン(ミレーヌ・ファルメール)は人里離れた叔母の家を相続し、双子の娘とともに移り住む。姉のヴェラ(テイラー・ヒックソン)は奔放で現代的な少女だが、妹のベス(エミリア・ジョーンズ)はラヴクラフトを崇拝する内向的な少女だった。新居に到着した夜、2人の暴漢が家に押し入ってくる。しかし、娘たちを守ろうとするポリーンは、姉妹の目の前で暴漢たちをメッタ刺しにする。
それから16年後、ベス(クリスタル・リード)は家を離れ、小説家として成功していた。一方ヴェラ8アナスタシア・フィリップス)は精神を病み、今もあの家で母と暮らしていた。ベスが久しぶりに実家を訪れると、母は迎え入れるが、地下室に閉じこもっていたヴェラは衝撃的な言葉を呟く・・・。

【キャスト】
ベス役・・・「スカイライン」「ラブ・アゲイン」のクリスタル・リード
ヴェラ役・・・アナスタシア・フィリップス
ベス(10代)役・・・「グランド・フィナーレ」「ワン・デイ」のエミリア・ジョーンズ
ヴェラ(10代)役・・・テイラー・ヒックソン
ポリーン役・・・ミレーヌ・ファルメール
ファットマン役・・・ロブ・アーチャー

【感想】
毎回強烈な作品を送り出しているロジェ監督のトラウマ映画。母親と姉妹が引越しの初日にまさかの襲撃に遭うというスピーディーな展開は、一気に物語に引き込まれます。少女時代のトラウマを時々夢で見ながらも、幸せな生活を送っているベスがどうやって乗り越えていくのかという話か、などと思う訳ないですよね。てっきり話が16年後に進んでいるものとばかり思っていた脚本と編集がお見事です。疎遠になった姉との確執とか絡めてくる辺りも巧い演出です。
それにしても出演している女優さんは大変ですよね。監督のリアルを追求したエグい描写が多く、見ていられないシーンが続いていきます。隙をついて逃げ出せて束の間の安堵感からの地獄に堕ちていく絶望感は半端ないと思いましたね。
予想を上回る展開はさすがロジェ監督、『2度と観たくないけどもう1度観たくなる』のもよく分かります。

【本作の名脇役】
ポリーン役のミレーヌ・ファルメールの『母は強し』はカッコ良かったです。

【採点】★★★★★★★☆☆☆




トリプル・スレット (2019)

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原題・・・「Triple Threat」
時間・・・96分
監督・・・ジェシー・V・ジョンソン

【予告編】
https://youtu.be/08I0qugLu9Y

【あらすじ】
中国有数の資産家の娘シャオシャン(セリーナ・ジェイド)は、父の遺産で東南アジアの都市に巣食う犯罪組織の壊滅を目指していた。しかし、その行動をおもしろく思わない犯罪組織のボスがシャオシャンの殺害を企て、冷血非道なコリンズ(スコット・アドキンス)率いる傭兵部隊を送り込む。コリンズらの襲撃により街は戦場と化し、シャオシャンはかろうじて警察署に逃げ込む。
そこで2人の腕に覚えのある男パユ(トニー・ジャー)とロン(タイガー・チェン)に助けられる。警察署を脱出して大使館を目指す3人に、妻を殺害されコリンズに恨みを持つ現地の男ジャカ(イコ・ウワイス)も加わり、壮絶な戦いが始まるが・・・。

【キャスト】
パユ役・・・「トリプルX3」「マスターZ」のトニー・ジャー
ジャカ役・・・「スカイライン2」「マイル22」のイコ・ウワイス
ロン役・・・「ファイティング・タイガー」のタイガー・チェン
シャオシャン役・・・「アイアン・フィスト」「バトルヒート」のセリーナ・ジェイド
コリンズ役・・・「ドクター・ストレンジ」「アメリカン・アサシン」のスコット・アドキンス
デヴェロー役・・・「スポーン」「ダークナイト」のマイケル・ジェイ・ホワイト

【感想】
原題の「Triple Threat」とは『三拍子』と言う意味です。
ムエタイのトニー、シラットのイコ、カンフーのタイガー、この3人が揃うことが奇跡なのに、さらにスコットとマイケルが加わるなんてファンでなくても垂涎ものです。敵味方がどういうキャスティングなのか楽しみでした。最初はアレっと感じる配役でしたが、物語が進むにつれて思っていた通りの展開になって満足。
しかし、襲撃シーンがお粗末過ぎて、とてもプロとは思えないヘタクソぶりだし、それを迎え撃つ警察の無能ぶりも目につきましたね。展開をややこしくし過ぎてしまって、もう少し面白くできたのかも・・・。
まあ、小柄なアジア人がデカイ欧米人をぶっ倒す爽快感は十分に堪能できました。

【本作の名脇役】
デヴェロー役のマイケル・ジェイ・ホワイトは、根っからの悪党ヅラになってきました。

【採点】★★★★★★★☆☆☆




ジェミニマン (2019)

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原題・・・「Gemini Man」
時間・・・117分
監督・・・アン・リー

【予告編】
https://youtu.be/ZXSd7clY7z0

【あらすじ】
DIAに雇われる世界一の腕を持つスナイパー ヘンリー(ウィル・スミス)は、多くのターゲットの頭を撃ち抜き葬ってきた。だが、あるターゲットを狙っていたとき、少女がいたため狙いが逸れ、殺害には成功するも首を撃ち抜いたことに落胆し、引退を決める。
引退生活を送っていたヘンリーは、レンタルボート屋でダニー(メアリー・エリザベス・ウィステッド)と知り合い、旧友のジャック(ダグラス・ホッジ)と海上で落ち合う。そこでヘンリーはジャックから、最後のターゲットはテロリストではなく分子生物学者であるという情報がユーリ(イリア・ヴォロック)と名乗る人物からあったことを伝えられ、ヘンリーはユーリと会い詳細を聞くことにする。
そんな中、極秘特殊部隊『ジェミニ』の指揮官クレイ(クライヴ・オーウェン)は,、内情を知るヘンリーを消そうと計画を練るが・・・。

【キャスト】
ヘンリー役・・・「スーサイド・スクワッド」「アラジン」のウィル・スミス
ダニー役・・・「ダイ・ハード5」「スイス・アーミー・マン」のメアリー・エリザベス・ウィステッド
バロン役・・・「ドクター・ストレンジ」「アナイアレイション」のベネディクト・ウォン
クレイ役・・・「ラスト・ナイツ」「ヴァレリアン」のクライヴ・オーウェン
ジャック役・・・ダグラス・ホッジ
ユーリ役・・・イリア・ヴォロック

【感想】
原題の「Jemini」とは『ふたご座』と言う意味です。
ウィル・スミスの若い頃を、本人が演じてそれをフルCGで創造する驚異の映像革命。本人をCGで若く蘇らせたのとは違い、全てCGで表現しているのだから、これからの映画界では役者が必要としなくなるにでは・・・。ここまでのCGの進化は「アバター」とはまた違った感覚でした。
でもどちらかと言うと、クローンというよりは息子って感じかも知れませんね。
あと、最近の相棒は聡明で力強い女性が多くなってきて、一時の『女優40代問題』も過去のものになって良かったです。

【本作の名脇役】
バロン役のベネディクト・ウォンは、ハリウッドでも名脇役の地位をしっかり築きましたね。

【採点】★★★★★★★☆☆☆